遠野の道風徳香.. を        のんびりと描写中。


by k1okudake
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

*遠野.川物語

     はじめて自分でイワナを釣った光景は
     今でも鮮明に思い出すことができる。

     裏の小川でじっちゃんの後を追いかけ  
     
     白泡の立ってるところ
     流れのゆるそうなところ
     渦を巻いているようなところ
     底石の前後
     草の陰で、えぐれているようなところ
     深いところから、浅くなりかけているところ
     遠くから、身をなるべく魚から距離をおいて
                                 そおっと流し...
     「目印が止まったらあわせる!」
  
     私が初めて裏の小川で釣った魚は、イワナ。
  
     4.5mの延竿。(祖父が帰宅するまで、拝借)
     みち糸は1号を通しで針まで。
     チチワを作り、それより20cm位下に鳥の羽の目印。
     針は岩魚9号のかえしを30度くらいひねり
     餌は、ミミズ。
   
     小学生の頃、(何年かは定かではないが、たぶん2年生)
     学校から戻り、ランドセルをほうり投げ..
     今でも面影がある裏の流れに餌をそおっと流した。
     水深50cm。
     道路を横断している幅3.5m程のBOXカルバートの流れ出しが
     ちょっとした落ち込みになっていて、そこに餌をそおっと
     落しこみ1m位流れたら、目印が止まった。
     ?(1~2秒)脳みそが白紙状態。
     合わせたとたん、手元に伝わる躍動感!
     最短距離で、土手の草むらにイワナを寝かせ初めて自分で釣った
     魚の目や色や形や大きさを確認した。(そのときは綺麗とは思わなかった)
     針は飲まれていた。すぐ、台所にもって行き祖母にとってもらった。
     そこに、祖父が戻り「おおっ!」と言ったかは、定かではないが
     笑顔だった。

     今日、「あっ君」が初めて釣った魚は、ヤマメ。
     サイズは22cm位
     父も近年出会えない位、綺麗なヤマメ。
     FLY(?)は#16のバーティカルパラシュート。
     一昨年前にkeiichiさんから頂いた父が一回も使えなかったFLY。
     「あそこの石の上を泳いでるよ!」、「そっとね!」と父は言っただけ..
     FLYをプレゼン(延竿)し、30cm位流すとヤマメが綺麗に出てくれた。
     「やった!」と思わず叫ぶ。
     傍らには、興奮している三男(笑
     FLY FISHINGをしている瞬間を親子で楽しんだ。
     二男にも何度も出ていたが、合わせに苦難しながら
     上下流のポイントを追う。ポイントの休め方を教える。(一服はできない)
  
     魚影が濃く、とにかく渓魚に走られる。
     隙をついてヤマセミがすぐ上の電話線に停まる。
     ツバメが小刻みに鳴き春を告げている。
     せせらぎの音が、思い出の瞬間を「再生」してくれた。

     
c0072785_20204414.jpg
     今日の一尾、「父が一番嬉しかったかも//.uwagakihozon」

                                           「ふるさとの山にむかひて言ふことなし」..道風徳香「あっ君」小学2年生
[PR]
by k1okudake | 2007-04-07 20:20 | Fly Times*